CPIの基礎(417KB)
サンアプロが取り扱っている光酸発生剤、熱酸発生剤、有機強塩基、熱塩基発生剤に関する技術情報を掲載しています。
光酸発生剤(Photo Acid Generator: PAG) とは、光を照射することにより酸を発生する機能をもつ化合物です。ここでは、光酸発生剤の種類やその反応機構、そして選定の目安について記載いたします。
光酸発生剤(Photo Acid Generator: PAG) とは、光を照射することにより酸を発生する機能をもつ化合物です。ここでは、光酸発生剤の種類やその反応機構、そして選定の目安について解説していきます。
光酸発生剤には、イオン性と非イオン性の2つのタイプがあります。イオン性は複雑な反応過程を経て酸を生成し、非イオン性は直接スルホン酸を生成します。これらの光による酸生成のメカニズムの違いについて記載いたします。
光酸発生剤から生成された酸は、様々な触媒反応に利用されます。主な用途は、エポキシ樹脂のカチオン重合、ポリヒドロキシスチレン樹脂の脱保護反応、フェノール樹脂の架橋反応です。これらは半導体製造やコーティング技術で広く応用され、重要な工業的役割を果たしています。各反応のメカニズムについて記載いたします。
光酸発生剤の選定において、カチオン部位は使用する光源の波長に適したものを選び、適切なモル吸光係数を持つことが重要です。アニオンの選定では酸強度と溶解性が鍵となります。これらの選定基準について記載いたします。
熱酸発生剤(Thermal Acid Generator: TAG) とは、加熱することにより酸を発生する機能をもつ化合物です。 ここでは、当社ラインナップの熱酸発生剤について記載いたします。
1967年に、この構造の化合物がサンアプロによって、世界で初めて工業化されて以来、多くの研究者によって数々の特徴ある反応が紹介されてきました。
DBUの安定性と強塩基性と有機溶媒に対する広い範囲の溶解性は、種々の有機合成反応において高い触媒活性、温和な反応条件、目的物に対する高い選訳性を与え、現在でも次々と新しい用途が見出され、多くの報告が発表されています。
U-CAT®およびU-CAT SA®シリーズは、高性能な熱塩基発生剤で、硬化プロセスや化学合成に広範囲にわたって使用されています。これらの製品は特に熱やpHに敏感なアプリケーションに適しており、精密な材料加工や効率的な化学反応を可能にします。
サンアプロがこれまでに行った展示会での配布資料PDFをダウンロード頂けます。最新の製品情報、技術情報、および研究成果を広く紹介しています。
サンアプロの製品や技術が複数の研究論文で特集されています。 光酸発生剤を用いた新規反応から、pHと光応答性プラスチックまで、革新的な材料の開発に貢献しております。
東京薬科大学
矢内 光氏、相川莉央氏、堀田大喬氏、川添
輝氏、松本隆司氏
光酸発生剤を用いたMukaiyamaアルドー...(2.5MB)
光酸発生剤を用いた...(2.5MB)
兵庫県立大学大学院
遊佐真一氏
光酸発生剤を用いた水溶性リキッド...(571KB)
光酸発生剤を用いた水溶性リキッド...(571KB)
大阪大学大学院
江口優人氏、金澤有紘氏、青島貞人氏
光開始リビングカチオン配列制御...(657KB)
光開始リビングカチオン...(657KB)
当社の製品をご検討いただきありがとうございます。
製品開発担当者様や研究者様が直面する課題に対し、当社製品の特性やデータ・技術情報をご提供しながら製品開発のお力添えを行っています。
近年では有機フッ素化合物:PFAS(ピーファス) (ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称※) の規制が世界的に強まる中、当社として、お客様により安心してお使いいただくために、PFASフリー製品の開発に注力しております。既存のPFASフリー製品のラインアップもぜひご活用ください。
※PFAS:2021年に公表されたOECDの定義