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ES-1B
i線・h線高感度のスルホニウム塩タイプの光酸発生剤。CPI-400シリーズよりも、酸発生率及び各種有機化合物に対する溶解性が優れる。
ボレートアニオンを使用しているため非Sb系でありながらSbF6アニオン品と同等の酸強度を有し、高いカチオン重合性を示す。また、硬化物の低金属腐食性に優れる。
CAS RN® | あり(非開示) |
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分子量 | 約1500 |
物性・荷姿・開発ステージ
外観 | 白色~黄色粉末 |
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荷姿 | 0.5kgポリ瓶 |
開発ステージ | 量産 |
サンプル | 無償サンプル:10g 有償サンプル:100g~(100g単位) |
よくある質問
- 吸収波長はどの程度でしょうか。
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CPI-400シリーズと同様の吸収スペクトルを有しており、i線(365nm)では、モル吸光係数で9600 [M-1cm-1]程度、h線(405nm)では1380 [M-1cm-1]程度の吸収があります。g線(436nm)にはほぼ吸収がありません。
- CPI-400シリーズと比べてどのような違いがあるのでしょうか。
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カチオン骨格の置換基を制御することで、CPI-400シリーズよりも有機溶剤に対する溶解性が優れています。更に、感光性も優れており、CPI-400シリーズよりも高い酸発生効率を示します。
- 発生酸[HB(C6F5)4]の特徴はどういったものでしょうか。
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酸強度が高く、HSbF6同等の反応性を有します。また、加水分解を起こしにくくフッ酸がでないことから、周辺金属部材の腐食を防止できます。
- 発生酸が異なるタイプはありますか。
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①トリフルオロメタンスルホン酸塩、②PF3(C2F5)3塩、及び③FG(特殊アニオン)塩の開発実績がございます。その他ご興味のあるアニオンがございましたら、お気軽にお問合せください。
- どの程度添加すれば良いですか。
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用途、膜厚にもよりますが樹脂に対して0.5~2wt%程度添加してください。
- どの程度の膜厚が適していますか。
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用途、添加量にもよりますが、透過率の影響が小さい10μm以下の薄膜が適しています。100μm以上の厚膜の場合、モル吸光係数の小さいタイプ(CPI-100、200シリーズなど)が深さ方向への光透過率が高く、深部まで酸を発生可能です。50μm程度の中膜厚ですとCPI-300シリーズが適しています。