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VC-1S

i線高感度のスルホニウム塩タイプの光酸発生剤。可視光(g線、h線)の吸収を抑え、i線にのみ大きな吸収を持つ透明用途向けグレード。特殊アニオンを使用しているため、非Sb系でありながらHSbF6アニオン品と同等の酸強度を有し、高いカチオン重合性を示す。また、非極性有機溶剤を含む様々な溶剤やモノマーへの溶解性に優れる。

CAS RN® あり(非開示)
分子量 約1000

物性・荷姿・開発ステージ

外観 白色~黄色粉末
荷姿

0.5kg瓶

開発ステージ ラボ
サンプル 無償サンプル:10g、有償サンプル:100g~(100g単位)


よくある質問

吸収波長はどの程度でしょうか。
i線(365nm)では、モル吸光係数で12,000 [M-1cm-1]程度の大きな吸収があるのに対し、h線(405nm)、g線(436nm)には吸収がありません。
i線への感光性を高めつつ、可視光域に高い透明性が求められる材料に適しています。
PF3(C2F5)3アニオンは特徴はどういったものでしょうか。
非Sb系でありながらHSbF6同等の酸強度を有し、高いカチオン重合性を示します。またこのアニオンを有する酸発生剤は、非極性有機溶剤を含む様々な溶剤やモノマーへの溶解性に優れます。
発生酸が異なるタイプはありますか。
FGアニオンであるVC-1FGがございます。
ご興味のあるアニオンがございましたら、お気軽にお問合せください。
どの程度添加すれば良いですか。
用途、膜厚にもよりますが樹脂に対して0.5~2wt%程度添加してください。
どの程度の膜厚が適していますか。
用途、添加量にもよりますが、透過率の影響が小さい10μm以下の薄膜が適しています。
100μm以上の厚膜の場合、モル吸光係数の小さいタイプ(CPI-100、200シリーズなど)が深さ方向への光透過率が高く、深部まで酸を発生可能です。
50μm程度の中膜厚ですとCPI-300シリーズが適しています。

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