製品情報
Change search condition
CPI-310FG
i線高感度のスルホニウム塩タイプの光酸発生剤。特殊アニオンを使用しているため、非Sb系でありながらHSbF6アニオン品と同等の酸強度を有し、高いカチオン重合性を示す。また、硬化物の低腐食性、高温加熱時の低着色性に優れる。
CAS RN® | あり(非開示) |
---|---|
分子量 | 約1300 |
物性・荷姿・開発ステージ
外観 | 白色~黄色粉末 |
---|---|
荷姿 | 0.5kgポリ瓶 |
開発ステージ | 量産 |
サンプル | 無償サンプル:10g 有償サンプル:100g~(100g単位) |
よくある質問
- 吸収波長はどの程度でしょうか。
-
i線(365nm)では、モル吸光係数で600 [M-1cm-1]程度の吸収があります。h線(405nm)、g線(436nm)には吸収がありません。
- FG(特殊アニオン)は特徴はどういったものでしょうか。
-
酸強度が高く、HSbF6同等の反応性を有します。また周辺部材の腐食や熱キュア時の着色を抑えることが出来ます。
- 発生酸が異なるタイプはありますか。
-
B(C6F5)4アニオンであるCPI-310Bがございます。スルホン酸塩等、その他のアニオンも開発実績がございますのでご興味のあるアニオンがございましたら、お気軽にお問合せください。
- どの程度添加すれば良いですか。
-
用途、膜厚にもよりますが樹脂に対して0.5~2wt%程度添加してください。
- どの程度の膜厚が適していますか。
-
用途、添加量にもよりますが、50μm程度の中膜厚が適しています。10μm以下の薄膜の場合、透過率の影響が小さくなるのでモル吸光係数の大きなタイプ(CPI-400シリーズなど)が適しています。100μm以上の厚膜の場合、モル吸光係数の小さいタイプ(CPI-100、200シリーズなど)が深さ方向への光透過率が高く、深部まで酸を発生可能です。
サンアプロ開発のCPI-310FGを使った耐熱着色試験